江東区豊洲の内視鏡内科・消化器内科・肝臓内科・一般内科
江東区豊洲の内視鏡内科・消化器内科・肝臓内科・一般内科はとよす内科クリニックへ
検索
〒135-0061 江東区豊洲4-2-2 豊南堂ビル2F
お知らせ

診療時間

アクセス

お問合せ

メニュー

肝機能障害

肝臓専門医が在籍しています。
東京都の肝臓専門医療機関に指定されています。

健康診断や人間ドッグで、AST(GOT)、ALT(GPT)、γ-GTP、LD(LDH)、ALPなど肝逸脱酵素の異常を指摘されることがあります。

AST・ALTとは?

AST・ALTは肝臓の細胞に存在する酵素です。ASTは心臓や赤血球にも含まれますが、ALTは主に肝臓に存在するため最も重要です。何らかの原因で肝細胞が壊れると、血液中に漏れ出てALTが高くなります。これを肝臓に炎症があると表現することもあります。
お酒で有名なγ-GTPは胆管で作られる酵素です。アルコール以外でも薬や脂肪肝などで上昇します。

症状はほとんどありません

肝臓は1kg以上もある臓器で、大きな予備能力を持ちます。そのため病気で働きが悪くなっても症状が現れにくく、沈黙の臓器といわれます。肝機能障害があっても自分で気付くことはなく、健康診断などで偶然指摘される方が多いです。

肝機能障害の原因

肝臓障害の原因として、肝炎ウイルスが最も重要でしたが、最近はメタボリックシンドロームを背景とした非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)が増えています。

ウイルス性肝炎

B型肝炎、C型肝炎が重要ですが、血液検査でほぼ確実に検査できます。急性肝炎ではA型肝炎やE型肝炎、EBウイルス、サイトメガロウイルスなども調べます。

自己免疫による肝疾患

自己免疫性肝炎(AIH)や原発性胆汁性胆管炎(PBC)、原発性硬化性胆管炎(PSC)が知られています。

脂肪性肝疾患

肥満や糖尿病による非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)が増えており、1000万人以上いると推定されています。そのうち10%が肝硬変に進展する可能性が高い非アルコール性脂肪肝炎(NASH)です。

薬剤性肝疾患

医療機関で処方される内服薬だけでなく、市販薬や漢方薬でも起こります。サプリメントによる薬剤性肝障害も知られています。

甲状腺疾患

バセドウ病や亜急性甲状腺炎などの甲状腺機能亢進症や、橋本病などの甲状腺機能低下症が原因となることがあります。

その他

原発性肝癌、転移性肝癌、胆道癌、膵癌、閉塞性黄疸、胆管炎、肝膿瘍、ウイルソン病、ヘモクロマトーシス、心不全などがあります。採血時の影響で溶血してASTやLDが高値となり肝機能障害とされることもあります。

肝機能障害の検査

基本は血液検査を行います。ウイルス性肝炎の抗原・抗体や自己免疫性肝疾患の抗体、生活習慣病に関する検査を行います。あわせて腹部超音波検査(腹部エコー検査)を行って、肝臓の中に腫瘍がないか、脂肪はたまってないか、胆石が原因になっていないかなどを確認します。
更にCT/MRIなどの精密検査が必要な場合は画像検査センターで検査したり昭和大学江東豊洲病院や東京医科歯科大学など高次医療機関へ紹介したりします。

東京都肝臓専門医療機関

当院院長は肝臓専門医であり、当院は東京都指定の肝臓専門医療機関です。肝炎患者の診断や治療方針の決定を行い、B型肝炎・C型肝炎などの医療費助成申請に必要な診断書の作成も可能です。