当院は消化器内視鏡専門医が内視鏡を行います。静脈麻酔で寝て行うことが出来ます。
このような症状におすすめします
- お腹の症状(上腹部の痛み、胃の不快感)
- 胸の症状(胸焼け、胸のつかえ感)
- 喉の症状(喉の違和感、飲み込みにくい)
- 吐き気、嘔吐
- 黒い便
- 貧血
- 体重減少·食欲低下
- ピロリ菌がいる(抗ヘリコバクターピロリ抗体 陽性)
- 胃がん検診(バリウム)で異常
- 胃潰瘍や十二指腸潰瘍になったことがある
- 胃がんや食道がんになったことがある
- 肝硬変がある
- 腫瘍マーカーの異常(CEA、CA19-9)
胃カメラの対象となる病気
- 胃潰瘍
- 急性/慢性胃炎
- ピロリ菌
- 胃がん
- 胃ポリープ
- 胃アニサキス症
- 胃粘膜下腫瘍
- 十二指腸潰瘍
- 逆流性食道炎
- 胃食道逆流症
- 食道裂孔ヘルニア
- バレット食道
- 異物誤飲
胃内視鏡の実際
1.前日
前日は夕食を早めにとり21時以降は食事を避けて下さい。
2.検査当日
検査当日は絶食です。水は飲んでいただいて構いません。
血圧や心臓の薬は早めに内服して下さい。糖尿病の薬は飲まないで下さい。その他の内服については事前の診察の際にご相談下さい。
3.来院
ご来院されましたら検査予定であることをスタッフにお伝え下さい。血圧測定と問診票記入後検査室へご案内します。
4.検査前
検査前に胃の中の泡を取る薬を飲み、鼻や喉の麻酔をします。アレルギーがある方はご相談下さい。
5.内視鏡
鼻や口から内視鏡を挿入し、食道·胃·十二指腸を観察します。検査時間は個人差がありますが5~10分程度です。
基本的に静脈麻酔を行って寝て行っています。麻酔を使った場合は検査後は院内で30分以上休んで頂きます。
6.胃内視鏡検査結果説明
異常があれば組織の一部を採取(生検)し顕微鏡で調べる病理検査を行います。
病理検査の結果が出るのに約2週間かかります。
必要があればピロリ菌の検査もできます。
鼻から行う内視鏡検査
口からの検査ではスコープがのどの奥に接触してしまうため、気持ち悪くなってしまうことがあります。これに対して、経鼻内視鏡では鼻から直径5mmのスコープを挿入して行うことで、吐き気などの苦痛が少ない検査を行うことが可能となります。
体への負担も少なく、強い麻酔の必要もありません。
検査中に自分の胃の映像の映ったモニターを見ることも会話をすることもできるので、映像を見ながら説明を受けたり質問をすることが可能です。
一方で、鼻腔の変形が強いなどで、苦痛を感じたりスコープが鼻腔を通過できない方がいます(実は院長がこれです)。その場合はもう一方の鼻腔や口から行うよう切り替えることがあります。また一定の割合で鼻出血が起こりますが、数分間押さえるだけで止まります。
現在は新型コロナウイルス感染症の影響で経鼻内視鏡を積極的には行っておりませんが、ご希望の方はご相談下さい。
このような方はご相談ください
- 胃カメラが心配
- 今まで辛くてできなかった
- がんにかかった家族がいて心配
- 胃炎と言われているがしばらく検査を受けていない
- 胃が痛いけれど原因がわからず不安
費用
胃カメラのみ | 3割負担 4000円程度。 |
胃カメラと生検(病理検査)を行った場合 | 3割負担 8,000~14,000円 |
ピロリ菌検査を追加した場合 | 3割負担 +2,000円 |
異物除去術(アニサキスなど)を行った場合 | 3割負担 11000円程度。 |
大体の目安です。(経鼻内視鏡も経口内視鏡も検査費用は同じです)
新型コロナウイルス感染症対策について
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染が疑われる方は検査を受けることができません。日本消化器内視鏡学会の提言に従い、無症状の感染例が一定数存在していることを念頭に、フェイスシールドやガウンなどを用いた適切な防護策をとって行います。