当院は消化器内視鏡専門医が内視鏡を行います。
このような症状におすすめします
- 便に血が混ざる·トイレットペーパーに血が付く
- 下血·血便
- 便が細くなった·残便感がある·便に粘液が混じる
- 大腸がん検診(便潜血検査)で陽性
- 下痢を繰り返す
- しつこい便秘
- 腹痛が続く
- 貧血
- 体重減少
- 家族に大腸がんの方がいる
- 腫瘍マーカーの異常(CEA、CA19-9)
大腸カメラの対象となる病気
- 慢性便秘
- 慢性下痢
- 過敏性腸症候群
- 大腸ポリープ
- 大腸がん
- 大腸炎·大腸びらん·直腸炎、
- 潰瘍性大腸炎
- クローン病
- 虚血性腸炎
- 腸結核
- 大腸憩室症
- アメーバ赤痢
- 寄生虫症
大腸内視鏡の実際
1.検査2-3日前
2-3日前から繊維の多い食品(キノコ類、こんにゃく、海草類、野菜など)、種がある食べ物、消化の悪い物は控えてください。
便秘がある方は下剤(酸化マグネシウム)で調整します。
前日はお粥やうどん、食パンなどの炭水化物中心にしてください。夕食は軽めに摂り、寝る前に所定の下剤を飲みます。夜から排便がはじまることがありますが、ひどい腹痛などなければそのまま様子を見てください。
2.検査当日
検査当日は絶食です。水、お茶は飲んでいただいて構いません。飴もなめていただいて構いません。乳製品などは避けてください。
血圧や心臓の薬は早めに内服して下さい。糖尿病の薬は飲まないで下さい。その他の内服については事前の診察の際にご相談下さい。
3.検査4-5時間前
検査の4-5時間前から2リットルの下剤で腸管を洗浄します。大体2時間程度で飲みきります。
強い腹痛があったり、腹部の張りが強い場あり、飲み終えても排便が少なかったり綺麗な便にならなかった場合は電話にてすぐご連絡下さい。飲みきれなかった場合や便がきれいにならない場合は検査が出来ないこともあります。
4.来院
ご来院されましたら検査予定であることをスタッフにお伝え下さい。血圧測定と問診票記入後検査室へご案内します。
5.検査前
検査前に痛み止めを入れるための点滴をいれます。静脈麻酔により寝ながら検査を受けることもできます。
6.内視鏡
肛門から内視鏡を挿入し大腸の奥まで観察します。大腸は曲がりくねった臓器であり、内視鏡の挿入には熟練の技術が必要です。
異常がないかを観察し、癌など疑わしいところがあれば、その場で組織の一部を採取(生検)し顕微鏡で調べる病理検査にまわします。
7.大腸内視鏡検査結果説明
ポリープがあればその場で切除することができます。以前はポリープ切除は入院して行うことが主流でしたが、日帰りでできます。
当院で切除が困難な非常に大きなポリープは、責任をもって信頼できる施設へ紹介させていただきます。
このような方はご相談ください
- 大腸内視鏡検査を受けるのが心配
- 今まで痛くてできなかった
- 検査でひっかかっているけど調べたことがなかった
- たまに血が付く
- 大腸がんにかかった家族がいて心配
- ポリープがあると言われたがしばらく検査を受けていない
費用
大腸検査のみ | 3割負担 6000円 |
大腸検査と生検を行った場合 | 3割負担 1,000~15,000円 |
ポリープ切除を行った場合 | 3割負担 20,000円~25,000円 |
※ポリープ切除は手術として取り扱われ、民間の保険の給付対象となることがあります。ご契約の保険会社に「内視鏡的大腸ポリープ切除術·粘膜切除術」が対象となるかご確認下さい。(日帰り入院は対象になりません)
新型コロナウイルス感染症対策について
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染が疑われる方は検査を受けることができません。日本消化器内視鏡学会の提言に従い、無症状の感染例が一定数存在していることを念頭に、フェイスシールドやガウンなどを用いた適切な防護策をとって行います。